コラム

アウトソーシングについてわかる!メリットやデメリットも解説

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アウトソーシングとは、企業が自社の業務の一部を外部の専門業者や他社に委託することを意味します。上手く活用すれば非常に便利ですが、活用できていない企業も多いのではないでしょうか。
今回は、アウトソーシングについて徹底解説します。メリット、デメリットも紹介するため、ビジネスに役立てましょう。

 

アウトソーシングとは?

アウトソーシングとは、企業が他社や個人に対して仕事を発注することを意味します。

最近ではスキルシェアサービス上での個人間の受発注も、アウトソーシングにカテゴライズされています。
現在は、アウトソーシングとスキルシェアリングの境界線は曖昧になりつつあります。

アウトソーシングするメリット

アウトソーシングするメリットはたくさんあります。具体的に5つ紹介します。

● コスト削減
アウトソーシングは、人件費や設備投資などのコストを削減することができます。他社の工場や人材リソースを有効活用できることがメリットです。

● 専門知識、スキル
アウトソーシング先の専門的な知識や技術に頼れるため、結果として自社の業務の質を向上させることができます。結果的に質の高いアウトプットができれば、自社の知識や技術として評価されるケースもあります。

● 業務の効率化
アウトソーシング先は、専門分野の業務を効率的に行うノウハウを持っています。自社が学ぶことで、業務内容の見直しや改善につなげることができます。

● リソースの集中化
アウトソーシングは、自社で最も注力すべき業務に多くのリソースを確保するための大切な手段です。成長企業はアウトソーシングを有効活用しています。

● 柔軟な体制の確立
アウトソーシングとの兼ね合いで、自社の人員や設備を状況に応じてコントロールできます。アウトソーシングは競争優位性を保つための戦略といえます。

 

アウトソーシングするデメリット

アウトソーシングをしても、デメリットが目立ち失敗することも少なくありません。デメリットを知り、自社の成長に繋がるような活用方法を模索しましょう。

● 品質低下する可能性
アウトソーシングは、コスト削減を目的とすることが多いため、品質が低下する可能性があります。期待する品質が得られないケースも想定しておきましょう。

● コミュニケーションの問題
アウトソーシングするにあたって、コミュニケーションが発生し、その分の労力がかかります。またアウトソーシング先の企業や個人とのコミュニケーションに齟齬や誤解が生じるケースもあるでしょう。先方が外国人就労者を多く雇用している場合は、言語の壁もあり二重三重にトラブルが発生することも想定しておく必要があります。

● 機密情報漏洩のリスク
アウトソーシングは、自社以外の存在が自社の情報にアクセスできるため、機密情報漏洩のリスクを伴います。信頼できる発注先を選ぶようにしましょう。

● 進捗管理の曖昧さ
アウトソーシングによって外部で業務が行われているため、自社で進捗状況や問題点を把握することが困難な場合があります。

● 法的問題
法的問題が発生した場合、契約書に記載されていないことを理由に責任逃れされるリスクがあります。契約や納品物の確認は、しっかり行いましょう。

 

アウトソーシングが向いている業務は?

「アウトソーシングに向いている業務」の特徴を紹介します。下記業務に課題を抱えている企業は、アウトソーシングを検討しても良いでしょう。

● ルーティン業務
ルーティン業務とは、定型化されている業務や、ルーティンワークを指します。例えば「データ入力」「請求処理」「資料作成」「ファイリング」などです。スキルや知識が不要であるため、トラブルのリスクも低く、アウトソーシングに向いています。

● 一時的(スポット)業務
スポット的に特別なイベントやプロジェクトのためのデザインやマーケティングが必要な場合、自社のリソースを一時的に増やさなければなりません。人材とコストの変動が生じるため、これらの業務をアウトソーシングすることで、従来の体制のまま一時的なイベント、プロジェクトを遂行できます。

● 専門的な業務
専門的な業務は、対応できる人材がいなければ社内で対応することが厳しいといえます。例えば「税務申告」「法務相談」「IT技術」などは、専門的な業務に該当します。積極的にアウトソーシングを活用しましょう。

● 遠隔対応業務
自社の各事業所が地理的に離れている場合、アウトソーシングを活用することで「人事」「労務管理」「給与計算」「財務」「会計」などを、本社や指定の事業所でまとめて対応することができます。

● 従来はスペースが必要だった業務
「コールセンター」「カスタマーサポート」「データ分析」など、従来は大きな施設が必要で、そこに多くの人材を配置していた点を、アウトソーシングで、自社が土地代や家賃、高い人件費を割くことなく推進できるようになります。

紹介した「アウトソーシングが向いている業務」は、まとめると以下のような特徴を持っていて、業務自体で利益は生まれないにしても、自社の利益の要となる「コア業務」を支援するための「ノンコア業務」であることがわかります。アウトソーシングしたほうがよい業務の条件です。参考にしてください。

 

アウトソーシングをうまく活用しよう

アウトソーシングは、企業が生き残るための重要な手段です。

特にノンコア業務をアウトソーシングすることで、人材コストや設備コストを抑え、その分、コア業務のための優秀な人材の追加採用、設備投資に資金配分できるようになります。

今回紹介した内容を参考に、アウトソーシングを検討してみてください。

 

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